業務委託という契約方法には様々なメリットがありますが、やはりデメリットもあります。代表的なものは、会社で働きながら得られる様々な福利厚生がないということでしょう。代表的なものは健康保険や年金です。業務委託の場合はそこまで対象となることはめったになく、自分で健康保険に加入したり、年金は国民年金を支払う必要があります。毎月もらえるお給料から引かれていた会社員とは全く違い、ほぼ毎月保険料や年金などの福祉関連の支払いが発生するでしょう。会社で働いていた場合に退職するともらえる失業保険も、個人事業主となれば辞めてももらえないのではないでしょうか。
もし収益が低ければ支払額を減らす方法がありますから、年金事務所などに相談するといいかもしれませんね。また、違うのは営業活動や経理事務なども自分で行うということでしょう。取引先を増やしたければ自分で取引先を増やす必要があります。利益を増やしたければ、アプリやウェブサイトを自分で作って収益を上げることも必要になるかもしれません。また、経理事務の手間もかかります。帳簿の知識や経費などの考え方も必要になるでしょう。最後に、ウェブ上でのビジネスマッチングサイトやクラウドワーキングサイトの中には手数料が発生するものもあります。手数料分利益が減ることを考えて業務委託をしないと、中には作業の手間などまで考えて赤字になってしまうこともあるでしょう。赤字になるのはなるだけ避けたいことでしょうから、どんな契約方法になるのか、契約内容や手数料の発生基準などをあらかじめ知っておく必要があるかもしれません。

Comments are closed.